- 2024.12.16
- 食品包装紙の臭い(におい)問題と都インキの低臭インク「におわなインキ」が提案する解決策
和菓子や洋菓子を包む包装紙の臭いが気になるという話を聞きます。
食品包装紙の臭い問題は、印刷に使用されるインク由来であることが一般的です。この問題は特に食品業界において深刻で、包装紙から発生する不快な臭いが食品の風味を損なうリスクや、消費者の信頼を低下させる要因になります。
この記事では、都インキ株式会社が開発し、多くの食品メーカーに採用されている低臭インク「におわなインキ」について紹介をします。
インクの臭いの発生原因は?
インクの臭いの発生には、主に3つの原因が挙げられます:
1:有機顔料・樹脂の臭い
印刷インクの主要な成分が発生する臭いです。
2:植物油由来の臭い
環境配慮型のインクでよく使われる植物油も独特の臭気を放ちます。
3:乾燥過程での臭気発生
印刷物が乾燥する過程で臭いが強くなることがあります。
この課題を解決するために、都インキでは、低臭インクを開発しました。
臭いを抑える「におわなインキ」の特徴
都インキ株式会社が開発した「におわなインキ」は、これらの問題を解決するために設計された低臭印刷インクです。このインクは、食品包装紙や医療品パッケージの用途を念頭に置き、以下のような特性を備えています。
1:特殊吸着剤による臭気抑制
不快な臭気成分を吸収・封じ込める特殊吸着剤を配合。これにより、印刷後の臭いの蓄積量が大幅に減少します。
2:抗菌性の向上
銀イオンを配合し、抗菌性能も併せ持っています。これにより、食品や医療関連パッケージでの衛生面の信頼性が高まります。
3:基礎機能の維持
臭い抑制に加えて、従来のインクと同等の印刷性能を実現しています。
におわなインク導入のメリット
「におわなインキ」の利用には、以下のような多くのメリットがあります。
1:食品本来の香りを保つ
包装紙からの臭いを抑えることで、食品本来の風味を守り、消費者体験を向上させます。
2:ブランドイメージの向上
臭いを気にしない高品質な包装紙を提供することで、企業の信頼性を高めます。
3:持続可能な環境への配慮
植物油由来の臭いを軽減しつつ、環境負荷の少ない成分を使用することで、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献します。
4:官能評価による実証
臭気抑制効果は官能評価試験で確認されており、多くの企業に採用されています
におわなインキのさらなる品質アップ
都インキでは、さらなる研究開発により、におわなインキに抗菌、抗ウィルス、防カビ機能を追加しました。さらに、持続可能な社会に貢献するために、天然由来の素材の配合率を高めた「サステナブルインク」として、ご提供することもできます。
・臭わない
・抗菌、抗ウィルス、某カビ
・SDGsに貢献
ぜひ、食品のイメージをアップさせる包装紙をご活用ください。
(抗菌、抗ウィルス、某カビはインクの価格が上がることがあります。詳しくは都インキ営業にお問い合わせください)
今後の展望
「におわなインキ」は、食品包装紙だけでなく、医療用品や化粧品のパッケージ分野でも利用が広がっています。この技術を活用することで、業界全体で品質と環境配慮を両立した製品作りが可能となります。都インキは今後も、さらに高性能な製品の開発を続けていく予定です。