都インキ SDGsへの取り組み
■ 環境への取り組み
Co2排出削減 廃インクを回収リサイクルすることで、廃棄工程に関わるCo2を削減しています。 自然由来の原料の積極活用 Non-VOCインク、バイオマスインクの積極生産により、印刷工程での労働環境の改善や大気汚染の低減に貢献しています。■ 社会への取り組み
地域貢献 地域やNPOの活動を積極的に支援しています。 寄付 オリジナル絵本「にこちゃん」を無料で配布しています。 社員教育 社会貢献ができる製品開発と顧客支援、及びジェンダー平等を支援する社内教育を実施します。■ 経済活動への取り組み
付加価値のある製品開発 技術力を高め、環境に配慮したインクの普及に努めます。SDGs Ink活動2030
都インキのSDGs製品ラインナップ
サステナブルインク®
◆Non-VOCインク
Non-VOCインキは、石油系溶剤を植物油等に置き換えたインキです。インキ中のVOC成分の削減は、印刷工程での労働環境の改善や大気汚染の低減につながります。◆バイオマスインク
バイオマスインキとは、植物生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したインキです。バイオマス成分の含有率(乾燥重量比)10%以上がバイオマスインキとして認定されています。都インキのサステナブルインク®は、含有率15%以上の業界最高水準となっています。
サステナブルブラックインク®
※当社製造の不動オフ輪インキのバイオマスは20%のため、廃棄量の20%は、カーボンニュートラルとして控除しています。 廃棄物等の排出及び原燃料としての使用に関する排出係数は、廃油2.92tCO2/t、廃プラスチック2.55tCO2/tを基準としています(環境省の資料より) インキ中油成分が35%、顔料及び樹脂(ロジン以外)等のプラスチック該当成分が45%、バイオマス20%とすると、廃インキからのCO2発生量は35%×2.92+45%×2.55で2.17tCO2/tとなる(インキ1㌧の焼却でCO2が2.17㌧発生)
都インキの考える環境のためできること
環境を見つめて製品作りを行うのは企業の責務と考えます。
地球規模で環境破壊が進むなか、社会全体で、環境保全、循環型社会への変革を推進する動きがあります。当社もまた、社会の一員として、環境負荷の少ない製品の製造を心がけ、積極的に市場に提供しています。 そのなかで重点を置いているのが、植物油インキの製造をはじめとして、インキグリーンマーク(igマーク)やNL規制に準拠した製品を生み出すことです。植物油インキとは?
制定の背景
1990年代半ばから普及した大豆油インキは、一定の成果を得ましたが、昨今の地球温暖化に伴う異常気象などの影響で各地の穀物凶作の発生や、化石燃料の代替としてバイオ燃料の需要が拡大し、大豆をはじめとした穀物価格が大きく変動していることも事実です。このような状況下で、食料である大豆を原料とする大豆油に限定して、環境対応型インキの原料とすることは望ましいこととはいえず、一般的に非食用とされる他の植物油にも使用を拡大することが重要との考えから、2008年12月に印刷インキ工業連合会が大豆油インキを包含した植物油インキを制定しました。定義
~インキ中の植物油含有量~
- ・新聞オフ輪インキ:30%以上
- ・ノンヒートオフ輪インキ:30%以上
- ・枚葉インキ:20%以上(但し、金、銀、パール、白インキ:10%以上)
- ・ビジネスフォームインキ:20%以上
- ・ヒートセットオフ輪インキ:7%以上
- ・各種UVインキ:7%以上
- ・フレキソインキ:植物由来のタンパク3%以上