抗菌インキは、銀イオンを配合することで、印刷物に抗菌性能を持たせることができます。また、特殊吸着剤を配合することで、インキのニオイを抑える低臭効果もあります。
都インキ独自の研究開発により、印刷用インキではSIAA(抗菌製品技術協議会)唯一の認定製品になっています。 |
※SIAAでは、登録抗菌製品の継続試験(1回/年)を会員各社に依頼しています。こちらは、自主登録制のため、強制ではありませんが、当社の紹介及び当社の試験結果をもって20社以上が入会されています。
におわなインキの抗菌性については、当社だけの問題ではなく責任重大であると考えております。
それ故、SIAA指導のように継続試験を実施していく予定です。
さらに、インキの臭いを抑えることで、製品の価値を損なわない工夫を施しています。 |
兵庫県出身近畿大学理工学部卒業。
1985年に都インキ入社。
入社以来、インキ開発畑を歩む。
印刷現場で高い性能を発揮するインキの開発をするため、
印刷現場に足を運び、印刷オペレーターとの
コミュニケーションを重視する開発者。
太陽光や紫外線に反応するフォトクロミックインキ、
パウダーレスインキ、世界初のUVLEDインクなどの
開発実績がある。
開発のモットーは、「できない」と言わないこと。
印刷業界の発展と社会貢献を両立させるインキ開発に
情熱を燃やしている。
そんな思いから「におわなインキ抗菌プラス」は、都インキ代表取締役原田邦夫の強い想いで生まれました。
印刷インキメーカーは、国内・海外に数多くあります。
各メーカーは印刷会社様のご期待にお応えするべく、インキの製造と開発を行っています。
しかし、印刷価格の下落に伴い、印刷インキも価格競争が厳しくなりました。
利益の減少により、中小企業では開発予算を削減せざるを得なくなっています。
しかし、都インキでは、社会に貢献できるインキの開発に予算を投資し続けました。
そして、誕生したのが、におわなインキ抗菌プラスです。
開発と同時にロゴマークを制作しました。
理由は、ロゴマークが広く認知されることにより、消費者の方々に
印刷物の安全性を理解していただき、印刷会社様の付加価値向上に
貢献したいと考えたからです。
現在、大手メーカー様を含め、におわなインキ抗菌プラスのロゴマークを
印刷していただいているケースが増えました。
今後とも製品開発に力を入れ、ロゴマークの普及に努めたいと思っています。
都インキが社会に貢献できること環境を見つめて製品作りを
|
|
都インキの生産体制都インキが最も大切にしていることは、 「お客様からの信頼」です。2003年に「ISO9001」の認証を取得してから、継続的に生産体制を改善し、環境貢献を志す企業として活動をしてまいりました。より社会に求められる製品を生み出すことを念頭に、新しいシステムなどを模索しながら、お客様の満足度の向上を目指しております。お客様からの信頼を獲得するためには、スタッフ一人ひとりが自分の責任を自覚し、その思いを会社全体でひとつに束ねることが大切です。 これからも、「一流の人格、一流の社格、信頼の事業体」を 理念に掲げ、お客様の満足度をさらに向上できるように、 信頼される製品を提供していきます。 |
|
抗菌インキが開発されるまで抗菌インキは
|
|
におわなインキの開発途中で、吸着剤の銀イオンを配合しており、開発者の松本は抗菌効果があることを発見。 早速クライアントに提案をしてみるものの、公的機関の試験結果とSIAA(抗菌製品技術協議会)の認定がないため採用には至りませんでした。最大の難関は、紙に抗菌インキを塗布しても、繊維に吸い込まれてしまうため、期待する試験結果が出ないことでした。 3年間の研究と開発の結果、松本の執念が実り、SIAAの認定を取得することができました。さらに、社会的に抗菌製品への関心が高まったことも後押しとなり、全国の印刷会社様より引き合いが殺到。現在では、UV印刷、シルク印刷に対応したインキの開発に取り組んでいます。 |